子どもの力を的確に把握し、子どもにあった学習内容や形態を工夫することにより、子どもたちは主体的に生き生きと学習に取り組み、生きる力を身につけていくことができるだろう


主 題 設 定 の 理 由
 過去2年間の研究から、諸検査を通して個の力を的確に把握することができるようになってきた。いままでから『気になっていた子』や、それほど気になっていなかった子の中からもいろいろな配慮を必要とすることが判明することもあった。また、授業改善において、配慮すべき児童に焦点を当てることは、それ以外の子どもたちに対する指導の手だてとも大きく関わり、「一斉指導の中でいかに個別化を図っていくか。」について研究を深めることができた。
 そこで、本校では研究の中心を軽度発達障害(LD・ADHD・高機能自閉症等)を有する児童におき、どの子にも楽しく、魅力的な授業を構築していくことをめざしたい。
 そのためには、今後も新入生への諸検査と既存学年への見直しを継続していくことが大切であり、それらの子を含めた  多様な能力を有する子どもたちが生き生きと学習に取り組み、生きる力を身につけることができるよう方策を工夫していくことに主眼をおき、どの子もが興味と関心を持って授業に取り組み、意欲的に学習できるように指導方法の工夫を図りながら、個に応じた授業・わかる授業を目指して、本研究主題を設定した。


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