[[] 具体的な実践事例

 図書館教育部の取り組み

◎本に親しみ、進んで読書に取り組める子を育てる取り組み
・朝の読書タイムの充実を図る
 昨年度から本格的に「朝の読書タイム」を設定し、全校の児童が静かな環境の中、読書に親しめるようにしてきた。本年度からは、さらに時間を延ばし15分間取り組むようにした。学年当初、なかなか15分間という時間じっと本を読む、ということができなかった子も次第に落ち着き、二学期くらいからは、しっかりと読書できるようになってきた。
 毎月末に行っている「担任外の読み聞かせ」も楽しみにしているようであり、「今日読んでくれた本を見せて」と休み時間に尋ねてくることもあった。読み聞かせについては、図書ボランティアさんのご協力も大きくあり感謝をしている。

・読書に取り組む環境作り
 今年度は三学期に、「教師からの読書のお薦め」を行った。お薦めの本や子どもの頃読んだ本の紹介、また自分の読書方法などで教室へ向かう階段の掲示板に掲示した。立ち止まって読んでいる姿や「この本読んだことある」と友だちと話している姿が見られた。
 一学期から取り組んだこととしては、学級文庫の充実を図るために図書館から教室へクラス30冊ずつ貸し出しをし、子どもたちの身近なところに本を置いた。休み時間に図書室へ足を運ぶことを苦手とする低学年の子、また、委員会活動やクラスの取り組みなどで休み時間図書室へ向かえない子、本は借りたいけれど外遊びが優先してしまう子にとっては、一定の成果があったのではないかと考えている。学級文庫は一ヶ月で相学級間で交換、さらに一学期間毎にの入れ替えをしたことから全部の本を読んだとなると年間を通して180冊の本との出会いができたことになる。