2013.7 高学年用おすすめの一冊


題名 だいめい うみをわたる被爆ひばくピアノ
著者 ちょしゃ 矢川 光則 やがわ みつのり

出版社 しゅっぱんしゃ 講談社 こうだんしゃ
あらまし

 調律師の矢川光則さんは、ピアノの調律・修理・寄贈という活動をするなかで、

 偶然『被爆ピアノ』に出会います。

 第二次世界大戦中、広島・長崎に落とされた原子爆弾によって、多くの人が亡くなり、

 街は焼け野原になりました。

 『被爆ピアノ』は、広島の戦火の中で奇跡的に燃えずに残ったピアノです。

 矢川さんは、持ち主のミサコさんからピアノを引き取り、修理して再び音が鳴るように

 蘇らせました。

 被爆2世として生まれながらも、それまで原爆や平和について全く意識せずにいた

 矢川さんは、戦争の怖さや、原爆が招いた悲惨な事実、ミサコさんとピアノの物語を

 伝えていく決心をします。


 矢川さんはトラックに『被爆ピアノ』を載せて、全国各地で平和を願うコンサートを

 続けています。

 2010年9月11日にはニューヨークへ!

 そして2013年9月15日(日)には 石部文化ホールにミサコさんの『被爆ピアノ』が

 やってきます。