校長室よりお便り 校長室へ戻る 前ページヘ トップページへ 次ページへ
「ふるさと、夢、希望、挑戦」
校 長 松浦 龍一
阿星の山が 晴れている |
今年の冬は例年になく寒い日が続いて雪の日も多い様子です。スクールガードさまをはじめ地域の方々には、朝夕の子どもの見守り活動など本当にありがとうございます。保護者の皆さまには、子どもの健康面への配慮など大変ご心配をおかけしました。1 月末から流行したインフルエンザもようやくおさまりまり始めました。卒業式という大きな節目に向け、どの学年の子どもたちも意欲的に取り組み始めています。
子どもの「体験不足」「コミュニケーション不足」などが久しく言われています。子どもに「生きる力」として何を基礎的にしっかり身につけさせなければならないか、普遍的なものを考え、それを実践していかなければなりません。それには、それぞれの地域に根ざした特色ある教育活動を展開することが基本のひとつだと考えています。子どもたちが家族や地域の方々とのコミュニケーションを始め、自然や文化、歴史などとの出会いをもとに新たに発見し感動を覚えながら、夢や希望を持ち、考え方や生き方を探求し、挑戦していく実践力が大切です。
先日、日本ユネスコ協会連盟より、学校に「植樹証明書」が届きました。これは、石部南小学校が、環境教育プロジェクト「守ろう地球のたからもの」第35回「みどりの絵コンクール」に熱心に取り組んだその活動に対して、山と川と海の元気にのもととなる苗木を世界遺産「白神山地」周辺に合計2,520本植樹したという証明書です。
石部南小学校では、みどりのバトンタッチさんに協力していただいて「ふれあい夢の森」での森林体験活動の学習を通して、自然環境についての実践力を身につけています。また「サークル活動の時間」などにも自分が住んでいるふるさとの方々より、多くのことを学び、「郷土を愛し、自主的創造的に生活を切り開いていく、心豊かでたくましい児童」という、ふるさとに根ざした学びを進めています。