学校と家庭・地域を結ぶ学校通信



                     地域に根ざす学校づくり
                                      
校長 伊藤 雅夫

 心地よい風が頬を伝い、緑がたいへん美しい季節になってまいりました。校庭のつつじも色鮮やかに咲き誇り、学舎を美しくひきたてています。
 新しい年度がスタートして早くも一ヶ月半あまりが過ぎました。子どもたちも少しずつ新しい環境になれ、教育活動もいよいよ軌道に乗り始めてきました。  保護者の皆様には、4月末より実施いたしました学習参観、学年懇談会、PTA総会ならびに家庭訪問等、ご協力をいただき誠にありがとうございました。
 おかげを持ちまして、スムーズな一学期のスタートを切ることができました。子どもたちも、先生やお友だちの話をよく聞いて、いきいきと勉強してます。入学当初緊張気味だった一年生の子どもたちも、今では校舎内外を元気に動きまわっている姿をよく見かけます。朝の登校の様子も、新しい分団長さんを中心に、下級生を思いやりながら、黄帽をかぶりしっかり旗を広げて上手に登校出来ている様子を見るにあたり、とても嬉しく思います。292名の南っ子たちの“心と身体の健やかな成長”に向けて職員が精一杯取り組んでまいりますので、どうぞよろしくお願いします。
さて、PTA総会や4月校報でもお知らせしましたが、昨年度より学校・家庭・地域の皆さんのニーズが学校運営に反映され、地域とともに学校づくり、子育てに取り組む「コミュニティ・スクール(学校運営協議会制度)」に取り組んでいます。先進的に進めておられる市内の小学校では、地域の方による「地域コーディネーター」を配置し、「○○学校応援団本部」という組織をつくり、積極的な活動が展開されています。本校は、「みなみっこ応援団」として、以前より地域の皆様方のご協力で、様々な学校支援を行っていただいております。安全安心見守り活動、サークル活動、学習支援ボランティア、みどりのバトンタッチさんによる環境学習等、学校応援団の体制はすでに出来ていると考えています。本事業推進を機会に、石部南小学校の学校支援の輪が更に拡がり、子どもたちの心に「おらが学校、おらが町」の故郷意識が芽生え、そして育ち、未来の石部南小学区が人々の「温かいつながり、強い絆」で結ばれた町となることを願っています。