『行為の意味』

                                       宮沢 章二
  あなたの心はどんな形ですかと
   人に聞かれても答えようがない
  自分にも 他人にも心は見えない
   けれどほんとうに見えないのであろうか

  確かに心はだれにも見えないけれど
   心づかいは見えるのだ
  それは 人に対する積極的な行為だから

  同じように胸の中の思いは見えないけれど  思いやりは見えるのだ
  それは 人に対する積極的な行為なのだから

  あたたかい心が あたたかい行為になり
   やさしい思いが やさしい行為になるとき
  「心」も「思い」も、初めて美しく生きる
  それは 人が人として生きることだ

「『心』は誰にも見えないけれど、「こころづかい」は見える。『思い』は見えないけれど、『思いやり』は誰にでも見える。その気持ちをカタチに。」   
 東日本大震災以降、ほとんど毎日、テレビでACジャパンのCMで流れているもので、詩人で作詞家の宮澤章二さんが作った「行為の意味」という詩の抜粋です。
 この言葉はとても重みのあるすばらしい言葉だと思います。
 被害に遭われ、大変な悲しみを抱え、厳しい避難所生活を強いられている多くの皆さんへの「思い」を、私たち一人ひとりがしっかりと胸に刻むとともに、その「思い」をしっかりと形(行動)に表していくことが大切なのだということを教えてくれています。。
 私たちになにができるのでしょう。何をすべきなのでしょう。
 できる言葉あれば、積極的に取り組みたいものです。
 さあ、何をしましょう?