平成27年 4月

〜「甲北中だより 平成27年4月号」より〜

 吹く風も柔らかな季節になり、校門脇の花壇には真っ赤なチューリップが咲いています。157名の新入生を迎え、全校生徒485名で、新たな学校生活がスタートしました。“かしこく、やさしく、たくましい生徒の育成”をめざして、教職員一同心をひとつにして全力で取り組んでまいります。今年度も、保護者、地域の皆様には何かとお世話になりますが、ご理解とご協力いただきますようよろしくお願いいたします。
 新年度のスタートにあたり、生徒たちに3つのことを話したのでお伝えします。
1.学習に部活動に励み、結果を残そう!
  勉強に、部活動に目標を具体的に立てて頑張ろう。頑張るとは、あきらめないでこつこつ努力し、結果を残す と言うことです。結果を出すことは簡単なことではありませんが、やり抜くのです。勉強にも力を入れてくださ い。学校での授業をしっかり受けることはもちろんのこと、家庭学習も毎日、宿題・復習・予習は欠かさずやりましょう。火・木曜日は基礎力アップの日としての学級ごとの取組を続けます。そして、放課後には学習相談や 質問を受ける先生を置いて、皆さんの学力アップのお手伝いをする予定です。先生たちは、わかりやすい授業づ くりに努め、皆さんの学力アップのサポートに頑張りたいと思っています。
2.「輝く未来へつながる笑顔 地域とともに甲北中」のスローガンのもと、創立30周年に向けて全校が一丸に  なって準備を進めよう!
  「地域の力を学校へ」では、昨年度に引き続き、たくさんの地域の方に学校へ来ていただき、皆さんの学習支 援をしていただく予定です。「中学生の力を地域へ」では、今年度も「中学生を地域活動に活用させてほしい」 という要望がたくさん届いています。君たちの力は地域で役に立ち、地域を元気にしてくれます。今年度も皆さ んの力を地域のためにぜひ役立ててください。さらに、「高校生の中学生支援」、「中学生の小学生支援」にも 力を入れる予定です。先輩からは多くを学び、小学生からは頼られる存在であってください。
  この春休みには、生徒の皆さんに図書室をもっと活用してたくさんの本を読んでほしいという地域の皆さんの 思いから、図書室の改装(図書室はさくらが満開です)にも努めていただきました。皆さんが少しでも快適な学 校生活が過ごせるように地域の方も一生懸命頑張ってくださっています。
3.「元気なあいさつのできる生徒になろう!
  昨年度は、「あいさつができています」という生徒の割合が2年生で52%、3年生で37%しかありません でした。朝、校門で校長先生があいさつしても返ってこない人がいました。あいさつは、互いの存在を認め合う という人間関係の基本となるものです。相手からあいさつがこないと無視されたような気持ちになります。人は 誰しも、自分の存在を認めてもらえることは嬉しいものであり、安心した気持ちになれます。あいさつは、相手 や周りの人々を明るくし、元気を与えることもできます。あいさつが行き交う学校であってほしいと願っています。「いつでも どこでも 誰にでも」元気なあいさつができる生徒であってください。

湖南市立甲西北中学校長
田 邉  忍