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 学校と家庭・地域を結ぶ学校通信    

〜「感じ取る心」を大切に〜

校 長  松浦 龍一     


* 校庭の梅の蕾が膨らみ、やさしく咲いているのを見つけました。
 昔から「梅一輪、一輪ほどの暖かさ」と言われるように、梅の花が一輪、二輪と咲くとともに気温が上がってきます。二月の終わり頃から三月にかけて、白い梅や紅い梅の花の甘い香りで一杯になります。 

 また、校庭で目と耳を澄ますと、うぐいすだと思うのですが「ケキョ、ケキョ」という鳴きはじめのような小さい声が聞こえてきたり、ひよどりがせわしそうに「夢の森」の木を行ったり来たり飛んでいるのに出会うことがあります。

 これから少しずつ暖かい春が近づいてきます。 

 子どもたちには
 「五感(目<視覚>・耳<聴覚>・鼻<嗅覚>・舌<味覚>・皮膚<触覚>」を通して、四季にちなんだ古くから伝わるならわしや、季節ごとに日頃なんとなく見過ごしてしまう動植物の様子などを、興味をもって見たり聞いたり調べたりしながら、自分自身の「感じとる心」を大切に育てていってほしいと願っています。

 去る、2月20日(土)、湖南ロータリークラブ主催
 「2010湖南市こども環境フェスティバル」が開催され、 5年生の代表が
 「森林環境学習”森はともだち”」というテーマで発表してくれました。

 本校では、すべての学年が「ふれあい夢の森」とかかわり、「五感」をフルに働かせ、頭と体を使って学習しています。この学習には、地域ボランティアの「みどりのバトンタッチ」の方々から多くのことを教わっています。

 また、「スクールガードさん」の登下校時の見守りや「お話しルルルさん」「サークルの時間」の地域ボランティアの方々のご協力により、子どもたちに「思いやりの心」「ルールやマナーを守ること」「あいさつの大切さ」など多くのことを教えていただいています。このような人と人とがつながる学習を通しても、南小の子どもたちは、「感じ取る心」を学び育んでいます。これからもご支援をどうぞよろしくお願いします。