校長室よりお便り 校長室へ戻る トップページへ 前ページへ 次ページへ
よく考えて進んで学ぶ子
思いやりのある心豊かな子
力いっぱいがんばる子
アリさんとアリさんが、コッツンコ
校長 松浦 龍一
阿星の山が 晴れている |
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梅雨の季節は、雨の日が多く、外遊びの大好きな子どもたちは、外で遊ぶことができないので、つまらなさそうにしています。
でも雨が降らない日は、運動場やうら山や中庭で、子どもたちはいきいきと外遊びを楽しんでいます。
今年の第一回の生活目標は、「友だちの輪を広げよう」です。例えば、いろんな人に声をかけてみるとか、いろんな人と遊んでみるなどです。
集団で生活する昆虫は、それぞれに生きるための約束や知恵があって、協力し合って生活しています。アリにも、ほかの昆虫にない生きる知恵があります。それは、二つの胃袋をもっているということです。牛や山羊は、胃袋を三つも四つも持っています。美味しい草をいっぱい食べて、休んでいるときにも、もう一度口に戻して噛むためです。アリは、草を食べません。
それなのに、どうして二つも胃袋を持っているのでしょう。二つの胃袋のうちの一つは、本物の胃袋で、自分のためになる栄養をとる大切な胃袋です。こえは人間と同じです。もう一つの胃袋は、口と胃の間にある袋で別の名前がついて食べ物を入れています。何のために、こんな胃袋をもっているのでしょう。歌にも「アリさんとアリさんが、少し分けてくれないかなあ」「ああ、いいよ。私はいま、たくさん持っているから、どうぞ」と話し合い、分けあっているのです。、おう一つの胃袋に蓄えていた食べ物を、おなかをすかせた仲間に、口移しにあげているのだそうです。小さな昆虫の世界も助け合って生きています。