研究主題
主体的に学習する力を培い、
生きる力を育む指導のあり方を求めて
サブテーマ
子どもの力の的確な把握と
個に応じた学習形態・方法の工夫を通して
研究の仮説
 子どもの力を的確に把握し、子どもに会った学習内容や学習形態を
工夫することにより、子どもたちは主体的に生き生きと学習にとり組み、
生きる力を身につけていくことができるだろう
主題設定の理由
 過去3年間の研究から、諸検査を通しての個の力を的確に把握することができるようになってきた。今までから『気になっていた子』やそれほど気になっていなかった子の中からもいろいろな配慮を必要とすることが判明することもあった。また、授業改善において、配慮すべき児童に焦点を当てることは、それ以外の子どもたちに対する指導の手だてとも大きく関わり、「一斉指導の中でいかに個別化を図っていくか。」について研究を深めることができた。
 そこで、昨年度に引き続き本校では研究の中心を軽度発達障害(LD・ADHD・高機能自閉症等)を有する児童におき、どの子にも楽しく魅力的な授業を構築していくことをめざしたい。
 そのためには、今後の新入生への諸検査と既存学年への見通しを継続していくことが大切であり、それらの子を含めた多様な能力を有する子どもたちが生き生きと学習に取り組み、生きる力を身につけることができるよう方策を工夫していくことに主眼をおきたい。そして、どの子もが興味と関心を持って授業に取り組み、いよくてきに学習できるように指導方法の工夫を図りながら、個に応じた授業・わかる授業をめざして、本研究主題とした。
 また、軽度発達障害を有する子どもたちは、時として通常の授業形態の枠に入りきれず、特異な行動を示すことがある。それらの行動を認め合える学級集団の確立を大切にする学級経営を推進していきたい。