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よく考えて進んで学ぶ子

思いやりのある心豊かな子

力いっぱいがんばる子





よく考えて進んで学ぶ子・思いやりがある心豊かな子・力いっぱいがんばる子


  学校と家庭・地域を結ぶ学校通信  平成24年11月号 
   

道徳性を養う

                       校長 稲 塚 繁 樹

                  

阿星の山が  晴れている 
希望明るい  朝の窓    
双葉のいのち  すこやかに
 
愛と知恵の芽 のばす子が  
集うは   石部南小学校 

 本校では、文部科学省・滋賀県教育委員 「道徳教育総合支援事業」推進校の指定を受け、道徳教育の研究に取り組んでいます。 11月1日には、県内各地から80名の先生方や関係の方々に来ていただいて、研究発表大会を開きました。

 道徳教育とは、人間が本来持っている人間としてよりよく生きたいと言う願いや、より良い生き方を求めて実践する人間の育成を目指し、その基盤となる道徳性を養う教育活動です。 道徳性について学習指導要領では、「道徳性とは、人間としての本来的なあり方やよりよい生き方をめざしてなされる道徳恋いを可能にする人格的特性であり、人格の基盤をなすものである。 それはまた、人間らしいよさであり、道徳的諸価値がひとりひとりのないめんにおいてとうごうされたものである。」と説明しています。

 本校では、この道徳性を養うために、「道徳の時間の授業を大切にしながら、道徳の時間で高めたそれぞれの価値を、集団活動の中で実践力として育てること」や、「集団活動の中で気づいた価値を、道徳の時間において高い価値につなげる」ことを通じて、認め合い高めあう集団に育てて行こうと考えています。 

 さらに、自分の考えを言葉で書き表わすことや話し合うこと、伝え合うこの基盤となる「ことばの力」を育てようと取り組んでいます。

 これらは、子どもたちの学力向上につながったり、穏やかに集団生活をしたり、いじめのない友だち関係を作ることなどにもつながると思っています。どもたちの様子に気がかりなことがございましたら、学校にご相談ください。 「いじめ」から子どを守るために、保護者や地域の皆様と共に力を合わせて、また教育委員会や関係機関とも連携しながら、取り組みを進めていきたいと思っています。

 ただ、子どたちの道徳性は、学校での教育活動だけでは養われるものではありません。

 学校と家庭や地域が同じ価値観で子どもたちを見守る必要があるのです。 互いが共通認識をもっていなければ効果がありません。 本校でも道徳の授業参観を実施したり、道徳の時間に地域の方にきてお話をしていただいたりしています。

 子どもたちの道徳性を養うには、多くの人の関わりが必要です。 どうかご協力をお願いします。