直線上に配置

2009年度 校内研究(主題)


2009年度 校内研究:主題 | 内容 | 計画・体制 | 推進の基本的な考え方 | 人権教育のねらい

1.研究主題について

互いの立場を大切にするぬくもりのある集団の中で、心を通わせ合う水戸っ子の育成
    〜人権文化の根づいた集団の在り方を探る〜

〈研究教科等〉

  国語・道徳・総合的な学習の時間・生活単元学習・自立活動

2.主題設定の理由

規律ある行動や思いやりの心に支えられた、居場所としての学級・学校集団の中で、児童一人ひとりが自分の思いをしっかりと持ち、ひびきあい、高まりあう人間関係を築いてほしいとの願いから、本主題を設定する。

本校の児童は、一人ひとりの知識・理解、学ぶ態度・技能などの「違い」が大きい。また、自尊感情、自己肯定感を持つことができず、自分の思いとは別の行動をしたり、衝動的な行動をとったりする児童も少なくはない。その中に、人権意識の低さを感じさせるものも多く、その背景には、児童を支えるべき家庭や地域などの環境も常に整備されているとは言い難い状況がある。そのため、集団としてのまとまりは弱く、所属感をもてないまま生活する児童も少なくない。

しかし、児童が学校生活のルールや規律の意義を理解し、実践することが互いの立場を大切にした楽しい学校生活につながることに気づけば、実践する過程の中で思いやりの心が育ち、さらに学校生活の要となる授業を通して心を耕すことによって、人権文化にあふれるぬくもりある集団が育つと考える。人権文化の根付いた集団は、児童一人ひとりの居場所となり、自己肯定感を高める場ともなる。

また、本校では外国籍児童が多く、言葉が通じないことが一つ課題である。さらに、排他的な意識が外国籍児童をしんどい状況に置いてしまうこともある。そこで、外国籍児童への懇切丁寧な説明・言葉遣いや、これに呼応してひたむきに思いを伝える外国籍児童の心をくみ取り互いの文化を理解することを大切にし、異文化理解と共生・共創の学びのある教室を目指すことも、外国の友だちと心をつなぐために大切になってくる。

さらに、児童の実態の背景に地域や保護者の人権意識が存在することから、地域、保護者への働きかけも大切になってくる。保護者、地域と一体となった取り組みが、ひびきあい、高まりあう人間関係を築くことに不可欠であると考える。

そのためには、児童や地域の実態に学び、児童に寄り添い、しんどい状況に置かれた児童を核とした集団作りに取り組もうとする教師の意欲、熱意、力量が必要であることは言うまでもない。そういった教師力の向上も本研究の大きな柱となる。

一昨年度までの三年間、県の「国語力向上事業推進校」の指定を受け、「聞きたくなる」「話したくなる」授業づくりを追究してきた。「聞く」「話す」の領域の中でつけたい力は何かを明確にしつつ、一人ひとりが自分の思いを持ち考えを深めていくために「書く」ことにも焦点を当てたり、特別支援の視点を取り入れた授業を構築したりといった取り組みを進めてきた。昨年度は、それまでの研究成果を生かし、教科指導だけでなく、児童が自ら活動する特別活動などの領域にも焦点を当て、コミュニケーション能力の育成を図った。また、その土台となる学級集団作りにも力を入れてきた。

本年度は、「話す力」「聞く力」「対話する力」を育成する取り組みでの成果をもとに、人権意識、集団作りに焦点をあてた取り組みを通して、心を通わせ合う水戸っ子の育成を目指したい。


3.研究の仮説

学校のルールや集団生活を行う上での規律を明確にし、授業を通して心を耕し、高まりを確かめ合える所属感のある集団をつくれば、互いに心を通わせ響きあう子どもが育つであろう。


直線上に配置