校長室よりお便り 校長室へ戻る トップページへ 前ページへ 次ページへ
よく考えて進んで学ぶ子
思いやりのある心豊かな子
力いっぱいがんばる子
郷土を愛する子に
校長 稲 塚 繁 樹
阿星の山が 晴れている |
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「郷土を愛し・・・」は、本校の教育目標の最初にある言葉です。
児童にとって、「郷土」とは、どこでしょうか。
それは、石部南小学校を含めた、「石部南」の地域を指すのです。
学校では、「学校がすきで、石部南の地域がすき」と言える子どもを育てれることが、「郷土を愛し」という教育目標につながることだと考えます。。
昨年度の子どもたちへのアンケートでは、99%が「学校が楽しい」と答えています。うれしいことです。 「学校が楽しい子」は、きっと自分の周りにいる「友だちが好きな子」ではないかと思います。 子どもたちにとって、いろいろなできごとがおこる毎日を、楽しく学び、安心して生活しているのです。 これらが、「学校がすき」な子どもにつながると思うのです。
それでは、学校で学ぶ「郷土」とは、どのようでしょうか。
1 年生や 2 年生では、生活科で地域を探検します。 3 年生からの総合的な学習の時間には、「ふるさと石部」をテーマに体験学習をしていきます。 地域にある様々な施設を見学します。 森林体験活動や田んぼの学習など石部南の豊かな自然環境を生かした学習や歴史豊かな地域での学習を取り入れます。 道徳の時間には、地域の文化や昔話を取り上げた郷土資料を作成して、郷土を愛する心を育てます。
また、先日実施したような「ふれあい音楽会」など、福祉施設や三雲養護学校との交流も、石部南地域の特色を生かした学習活動です。
さらに、石部南学区では地域のみなさんにより、土曜日や日曜日などを活用した様々な催しや事業を実施していただいています。 子どもたちが自分の家族や自分の住んでいる地域の友だちとともに楽しんで参加しています。 これらは、「石部南が好き」を地域で支える取組だと思っています。
学校を核としながらも自分の住む地域での取組が、子どもたちの郷土となる「石部南」を愛する心を育てます。 そして、湖南市や滋賀県、さらには日本の国へと視野が広がっていくように、郷土を愛する心も、子どもたち自身の様々な学びを通して、大きく成長してくれれば素晴らしいと考えるのです。