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近・現代と石部
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第五章 現代社会の展開と石部
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第三節 生活環境の整備
地域医療と社会福祉の充実
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保健・医療施設の設置 町民の健康保険組合(組合独自の運営)が昭和十八年二月創設されたが、同二十三年四月、町営の国民健康保険が新たに発足した。
町民の健康増進や疾病予防、公衆衛生の向上のために健康相談・検診や健康教育などの事業を実施するための専用施設として、同五十四年石部町保健センターを建設した。総合的な保健センターとしては滋賀県下最初のものである。
さらに地域医療に根ざした公共医療施設として町立石部医療センターの建設が宮の森団地跡地に進められ、平成元年四月に開設する。これは近隣の総合病院との相互協力体制をとりながら、一次診療による早期発見と早期治療にかかる疾病予防によって町民の健康保持を目的とした施設である。
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福祉施設と社会福祉事業 自然環境に恵まれた石部町には五つの精神薄弱者施設が開設された。まず、昭和四十四年六月に社会福祉法人大木会のもみじ寮(精神薄弱者授産施設、収容定員50人)とあざみ寮(精神薄弱者更生施設、定員32人)が開寮された。ついで、同四十五年五月に社会福祉法人大木会一麦寮(精神薄弱者更生施設、定員50人)と社会福祉法人椎の木会落穂寮(精神薄弱児施設、定員80人)が建設された。さらに、翌四十六年十月に県立近江学園(精神薄弱児授産施設、定員130人)が移転してきた。寮生は自然の豊かな、広い学園内で共同生活をしながら、生活指導・学習指導・生産教育を受ける一方、地域との交流も行われている。このように、石部町内の大字石部・大字東寺地区の丘陵地は「福祉の丘」となっているわけである。
石部町では、国あるいは県下に先がけて医療費無料化(三割給付)を実施してきた。70歳以上の老人医療費は同四十五年一月より、0歳児の医療費は同四十六年七月より、母子家庭の医療費は同四十七年一月より、身障者(一級および二級該当者)の医療費はどう四十八年四月から無料となった。これらは地方自治体として先駆的なものであり、国・県の実施にともない、石部町では国や県以上に適用範囲を拡大している。
同四十七年六月に老人福祉事業の一環として、松籟老人憩いの家が老人の教養向上、娯楽の場として都市御子神社境内に設けられた。
また、石部町社会福祉協議会は同二十九年四月に任意団体をして発足し、ボランティアに支えられて活動を展開してきたが、高齢化社会の到来により複雑で多様な福祉事業が要請され、円滑な活動と健全な運営が必要になった。そこで、社会福祉事業法に基づく社会福祉法人化がどう六十三年四月に行われ、地域福祉活動や在宅福祉活動の推進や、ボランティアの発掘と育成にあたっている。
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